暑さとともに、皮脂分泌も増える、これからの季節。ベタベタやごわつきを一掃する、落とすケアの「洗顔」に注目が集まります。
今回は夏を前に気になる「洗顔」のなかでも、「お肌を傷つけず、丁寧に洗う」洗顔の方法をお伝えします。
お肌を傷つけず、丁寧に洗うときに大切なポイントは、「洗うときの湯温に気をつける」こと。
「お湯の温度でお肌が変わるの?」と思われる方も多いかもしれませんが、
実際、みなさまが入浴中に、顔を洗うとき、体を洗うシャワーと同じ湯温で洗っていませんか?
一般的なシャワーの湯温は、37〜42℃。この温度で顔を洗うと、熱すぎて、皮脂を取りすぎてしまいます。
逆に「朝は水で洗っているから大丈夫」という方も、水の温度が冷たすぎると、洗い残しが出てしまうことも。
それでは顔を洗う、適切な湯温とは、何度くらいなのでしょう?
それは32〜34℃のぬるま湯です。
そういえば、なんとなく「ぬるま湯がいいと知っていた」という方も多いかもしれませんね。
それではなぜ、ぬるま湯で洗うといいのでしょう?
それは32〜34℃が、顔の表面温度と同じくらいの湯温だから。
熱すぎず、冷たすぎずのぬるま湯は、皮脂を落としすぎず、汚れも落とせる、ちょうど良い温度なのです。
適切な温度はぬるま湯だとわかったけれど、32〜34℃とは、どれくらいの熱さなのか、よくわからないという方もいらっしゃるかもしれません。
実は、32〜34℃を測る方法はとっても簡単。きっちりと温度計で湯温を測らなくても、手から受けた温度の肌感覚で判断できます。
手の温度は、32〜34℃以上なので、水を手で触った時に、熱すぎず、冷たすぎないと肌で感じた温度が32〜34℃なのです。
つまり、手で触ったときに、「少し熱いかも」と感じた場合、その湯温は高すぎます。手で触ったときに「少しぬるいかな?」と感じる湯温が、適切な温度になるのです。
ある美容家の方は、この熱すぎず、冷たすぎない温度を「洗顔のサンクチュアリ」と表現されていました。
洗顔にとって、適切な温度を言葉にした表現なのですが、「いかに洗顔にとって、湯温が大切か」伝わってきますよね。
それでは、ここまで、洗顔で気をつけるポイントの「湯温」についてお話ししてきました。
特別なケアをしなくても、今の洗い方を少し工夫するだけで、簡単にキレイな肌に近づけるので、今日の洗顔からトライしてみてくださいね。