6月は環境月間。世界のSDGsランキングにも注目。

6月といえば、環境について考える月ですね。
どうして6月が「環境月間」といわれるのでしょうか? 
その理由は、国連が6月5日を「世界環境デー」と定めたからなのです。

1972年6月5日、113ヶ国がストックホルムに集まり、「国連人間環境会議」が開催されました。のちに「ストックホルム会議」と称される、環境に関する問題を扱った大きな国際会議。国連はこの会議が開かれた日をもとに、6月5日を「世界環境デー」と制定したのです。

そして実はこの会議を記念して、6月5日を「世界環境デー」にしようと提案したのが日本。日本が「世界環境デー」に関与していたなんてうれしいですね。

こうしたきっかけから、日本でも6月5日が「環境の日」、6月の1ヶ月間を「環境月間」に設定。全国で環境へ取り組む活動が行われています。

ところで環境といえば、みなさんもよく知っているように、世界中でSDGsの取り組みが活発化していますよね。世界の中で、日本のSDGs達成度はいったいどの程度なのでしょうか?

2021年6月に発表された「2021年版世界のSDGsランキング(Sustainable Development Report 2021)」(※持続可能な開発ソリューション・ネットワークとベルステルマン財団によって作成)をみてみましょう。

トップ10は
1位:フィンランド
2位:スウェーデン
3位:デンマーク
4位:ドイツ
5位:ベルギー
6位:オーストリア
7位:ノルウェー
8位:フランス
9位:スロベニア
10位:エストニア

と北欧やヨーロッパが独占し、日本の順位は18位です。

過去5年間の日本のランキングの推移をみると
2017年:11位
2018年:15位
2019年:15位
2020年:17位
2021年:18位

もともとは世界でも早い時期から環境に対して発信してきた、環境先進国の日本ですが、近年は残念ながら少しずつ影響力が低下。世界のSDGsランキングの順位が下がってきています。これから日本のSDGs達成度を改善していきたいですね。

主に日本で達成度が低い項目を見ていくと、「達成度が低く、進捗度に改善がみられない」注力した方がいい項目が4つあります。

目標10 (つくる責任・つかう責任)
目標13 (気候変動対策)
目標14 (海の豊かさ)
目標15(陸の豊かさ)

大きな変化が必要な項目なので、普通に暮らすわたしたちがどう取り組めばいいのか、少し遠い話のように感じてしまいますが、少し意識を変えて生活するだけでも改善していく可能性があります。  

たとえば国連から出ている「持続可能な社会のためにナマケモノにもできるアクション・ガイド」家のソファで寝たまま、家でも簡単にできる方法が書いてあるので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。

環境月間もまもなく終わりますが、これからもずっと環境によいアクションをライフスタイルに取り入れて、よりよい世界にしていきましょう。

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